菟田野ブランド

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ここにしかないものを<br><br>

ここにしかないものを

県の主要産地である奈良県宇陀郡菟田野は、全国でただ一つ「なめし」から縫製加工に至る一貫した生産機能を持ち、併せて小売り機能を持ち合わせている地域です。1989年に菟田野で、業界・運動体・行政がひとつになった事業として「工場団地」が建設され、住居地域に混在する工場を集団移転し、「住と工」の分散を図り、水質汚濁の防止や近代化、情報化が進められてきました。昔から毛皮革産業が盛んであり、今では海外輸入した上質な皮や国内の皮を菟田野の技術を生かしながら丁寧にたくさんの製品を創り上げています。中でも鹿革の出荷高は、全国シェアの95%以上、毛皮についても同じく45%のシェアを誇っており、菟田野毛皮革産業は菟田野独自のブランドとして注目を集めています。このように菟田野の毛皮革産業は、この地区にしかない技術を継承し続け、世界に誇れるものを作り出しているのです。